数値地図について
 「数値地図ビューア」及び「地図画像ビューア」で扱う数値地図は、国土地理院又は(財)日本地図センターから発行されており、以下のようなものがあります。「数値地図ビューアのページ」及び「地図画像ビューアのページ」に各数値地図を使用したサンプル画像があります。またこのページの最後に記した国土地理院、日本地図センター、他のホームページでもサンプル画像が見られます。
(注意)数値地図のパッケージには「添付ソフトの動作環境 WindowsXX」とあるが、これはあくまでも「付録」のビューアソフトの動作環境であって、データにはWindows用もマック用もありません。

 「数値地図」は基本的には国土地理院が日本地図センターを通じて販売している商品の商品名(固有名詞)です。したがって「数値地図」と名の付くデータがインターネットサイトからフリーにダウンロードできることはありません。あるとしたら著作権を侵害した違法なものの可能性が高いです。ただし「数値地図」のフォーマットで独自データを提供しているものはあるかと思います。
 「数値地図」類似のデータとしては、「基盤地図情報」や「国土数値情報」としてやはり国土地理院からフリーにダウンロードできるものがあります。こちらについては「数値地図ビューア」「地図画像ビューア」では扱いません。「基盤地図ビューア」や「SimpleDEMViewer」が担当します。「基盤地図情報」についてはこちらを参照。

 各データの価格は(財)日本地図センターを参照。


「数値地図50mメッシュ(標高)」

日本全国をおおよそ50mのメッシュ(*1)で区切り、各メッシュの中央の標高値を集めたデータ。日本全国を3枚のCD-ROMで販売している。段彩図や鳥瞰図等が作れる。
日本-I   北海道、東北北部
日本-II   青森以南、東経135度以東(伊豆、小笠原を含む)
日本-III  東経138度以西
(*!) 実際には南北は緯度で1.5秒(約46m)、東西は経度で2.25秒(札幌で約51m、鹿児島で約59m)。

「数値地図250mメッシュ(標高)」

日本全国をおおよそ250mのメッシュ(*2)で区切り、各メッシュの中央の標高値を集めたデータ。全国が1枚のCD-ROMで、販売されている。
CD−ROMには1kmメッシュのデータも入っている。
(*2) 実際には南北は緯度で7.5秒(約230m)、東西は経度で45秒(札幌で約254m、鹿児島で約296m)。

「数値地図1kmメッシュ(標高/平均標高)」

日本全国をおおよそ1kmのメッシュ(*3)で区切り、各メッシュの中央または平均(*4)の標高値を集めたデータ。250mメッシュのCD-ROMに含まれている。
(*3) 実際には南北は緯度で30秒(約926m)、東西は経度で11.25秒(札幌で約1016m、鹿児島で約1183m)。
(*4)1kmメッシュの範囲に含まれる250mメッシュの標高値(16点)の平均。

「数値地図5mメッシュ(標高)」

大都市圏について5m間隔のメッシュの中央の標高値を集めたデータ。2007年2月現在「埼玉東南部」「東京都区部」「名古屋」「京都及び大阪」「福岡」の5枚のCDが刊行されている。
数値地図ビューアでは「数値地図50mメッシュ(標高)」と合せて用いて、段彩図や鳥瞰図などに利用できる。SimpleDEMViewerでも利用できる。

「数値地図10mメッシュ(火山標高)」

全国24箇所の火山について10m間隔の中央の標高値を集めたデータ。
1枚のCDに「雌阿寒岳」「岩木山」「岩手山」「秋田駒ヶ岳」「鳥海山」「蔵王山」「安達太良山」「那須岳」「草津白根山」「鶴見岳(鶴見岳・由布岳)」「くじゅう連山」「阿蘇山(中岳)」「霧島山」「有珠山」「秋田焼山」「磐梯山」「焼岳」「富士山」「東伊豆単成火山群(遠笠山・大室山・小室山)」「伊豆大島」「三宅島」「雲仙岳」「薩摩硫黄島」「薩摩竹島」「諏訪之瀬島」が収められている。
2007/2/1に有珠山以降が追加され24火山に更新された。ファイル数は25だが、薩摩硫黄島と薩摩竹島は一つの火山として計算しているので火山数は24。(注意)初回出荷CD-ROM内のヘッダーファイルにエラーがあり、国土地理院のサイトで修正情報が公開されている。数値地図ビューアやSimpleDEMViewerでは修正版を使わないと表示できないデータががある。(2007/2/23)
数値地図ビューアでは「数値地図50mメッシュ(標高)」と合せて用いて、段彩図や鳥瞰図などに利用できる。SimpleDEMViewerでも利用できる。

「数値地図25000(行政界・海岸線)」

行政界と海岸線及び一部の湖岸線データで、全国が1枚のCD-ROMで販売されている。 FDで販売されていた「数値地図25000(海岸線・行政界)」から名称が変更になった。
(注意)平成12年版までと、それ以降の新しいデータとはフォーマットが異っており、数値地図ビューアでは古いデータしか扱えません。新しいフォーマットのデータは「実験室」に置いてある「行政界ビューア」で閲覧できます。

「数値地図200000(海岸線・行政界)」

25000と同様のデータで、データの精度を落としてデータ量を少なくした物。全国 を3枚のフロッピーディスクで販売している。
50mメッシュの標高データを使った地図に重ねる場合は十分な精度。

「1/10細分区画土地利用データ」

日本全国をおおよそ100mのメッシュに区切り、それぞれの中央地点の土地利用形態 (市街地、田畑、森林、河川及び湖沼等)を持ったデータ。 全国を1枚のCD-ROM に入れて販売している。¥60,000。(CD-Rによる受注生産)

「細密数値情報(10mメッシュ土地利用)」

前項のデータのおよそ100倍の密度を持った土地利用データである。首都圏、中部 圏、近畿圏のみ発行されている。概ね5年ごとに作成され、その全てが販売されている。
最新は首都圏(1994)、中部圏(1995)、近畿圏(1996)。地域ごと、時期ごとに1枚の CD-ROMになっている。

「JMCマップ」

行政界、道路、鉄道、河川、湖沼のデータ。全国を1枚のCD-ROMに入れて販売している。(CD-Rによる受注生産)
全国を7枚に分けた地域版もある。

「数値地図25000(地名・公共施設)」

国土地理院の2万5千分の1地形図に表示されている地名、官公署等公共施設のデータが、1枚のCD-ROMに収録されている。全国で1枚。
「数値地図ビューア」では付属のユティリティ「地名データ変換」で「やまおたくデータ」に変換して使用する。

「数値地図25000(地図画像)」

国土地理院の2万5千分の1地形図をスキャナで読み込んでCD-ROMにしたもの。ただし新規格地形図からか、最近のものはデジタルデータから直接作成しているらしい。ほぼ20万地勢図の範囲毎に1枚のCD-ROMにて販売している。

「数値地図200000(地図画像)」

国土地理院の20万分の1地勢図をスキャナで読み込んでCD-ROMにしたもの。全国を3枚 のCD-ROMにて販売している。

「数値地図50000(地図画像)」

国土地理院の5万分の1地形図をスキャナで読み込んでCD-ROMにしたもの。数県ごとに1枚のCD-ROMにまとめて販売している。境界付近は重複して収録される。

購入方法

「JMCマップ」は(財)日本地図センター発行で、それ以外は国土地理院発行です。何れも全国の地形図を扱う書店で購入できますが、直接(財)日本地図センターから通信販売で購入することもできます。書店で情報が得られないときは(財)日本地図センターへ資料を請求しましよう。
全国の地形図販売店リストがJMCのサイトにあります。
(財)日本地図センターの連絡先。
  (財)日本地図センター 普及販売部
  TEL 03-3485-5414 Fax 03-3465-7591
  〒153-0042 東京都目黒区青葉台 4-9-6
お近くに数値地図の販売店がない場合はAmazonから通販で購入することもできます。右の枠内に "数値地図" と入力して送信してください。Amazonの数値地図CDのリストには「Windows」と表示されますが、付録の簡易ビューアがWindows用なだけで、マックで使用するのに問題はありません。

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