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TestWebKit(2005/04/23訂)

 ウエッブページのローディング、表示からリンクの処理まで、すべてを面倒見てくれるWebKitをCarbonから利用してみました。WebKitは基本的にCocoaしかサポートしていないので、その橋渡しが必要です。そのためのAPIがWebKit/CarbonUtilsとしていくつか用意されています。 CarbonプログラムからCocoa APIをコールするサンプルプロジェクトになっています。  

プログラムの内容

 このプログラムは経緯度を指定して国土地理院の地形図閲覧サイトにある1/25000地形図を自分のウインドウに表示します。テストプログラムなので、urlを固定で持っていますが、変更できるようにすれば任意のサイトを表示できます。現在は富士山を中心に表示するurlになっています。(main.cの118行にurlが定義されています)実はバグレポートのために作成したサンプルプロジェクトなので、表示結果に異常があります。ウインドウサイズが小さくなり、ウインドウのタイトルバー上にもコンテンツが描画されてしまいます。ページのJavaScriptでリサイズが指定されており、それを正しく処理できない結果です。リサイズがないページならば問題ありません。この問題がある表示状態でも、ウインドウをズーム(マウスを持って行くとズームボタンが見えるようになります)した後は正しく描画するようになります。(この件MacOS X 10.3.9では問題が発生しなくなりました(2005/04/23))

 前バージョンではcocoa部分を別ターゲットでCocoa Bundleを作成するようにしていましたが、一回のビルドで作成できるようにしました。またコンパイルで警告が出ていたのを、loadURL.mに #include "WebKit/WebFrame.h" を追加して修正しました。(2005/01/30)


 プロジェクトはXcode 1.5で作成しています。

 ダウンロード TestWebKit.dmg.hqx(104kB)

(C)Copyright 2004,2005, Yoshiaki Katayanagi.