imgdem2bil2017/7/31 米国NASAのサイトや大学のサイトなどで、月や火星その他の標高データが公開されいます。それらの中にファイル拡張子が .img のデータがあります。img はマックではディスクイメージファイルですが、一般には画像データが多いようです。GeoTiffと同じようにそれをDEMファイルとして利用することもできます。しかしそのフォーマットは色々あるようで難しいですね。主にはERDAS IMAGINE と PDS フォーマットと2種類のようです。 当プログラムではとりあえずこの内PDSフォーマットのデータを BIL 形式標高データに置き換えてジオ地蔵で読めるようにしました。ただし仕様がよくわからないので、見た範囲で変換できるようにしただけなので、PDSフォーマットなら全て変換できるというわけではありません。 ファイル拡張子が IMG のファイルを選択すると、とりあえずファイルの先頭にあるはずのラベル部分を表示します。先頭行に PDS_VERSION_ID = PDS3 とあれば一応対象のファイルです。その他のラベル情報をチェックして変換可能なら、変換ボタンが有効になります。 変換したBILファイルに添付されるHDRファイルには、 RADIUS 1737.4 のようにデータの中に記述されている天体の半径を書き込みます。これで「ジオ地蔵3.1」が天体(月)であることを認識します。SimpleDEMViewerでも読み込めますが、地球のデータとして処理します。 月のデータについては Arizona State University のサイトからダウンロードするのが簡単です。 ここにアクセスすると、ファイルリストが表示されます。上の5行が月面全体をカバーしています。上から順に1/4度、1/8度、1/16度、1/32度、1/64度のデータです。6行目以降のデータは高解像度のデータですが部分的なものです。 火星についてはUSGSのサイトでGeoTiff形式の標高データがダウンロードでき、読込めるのですが、経緯度区切りデータとして読み込むことができません。どこかにうまいデータがあると良いのですが。 アドレスの取得の仕方が間違っていたので修正しました。複数のDEMを正しい位置にレイアウトできませんでした。(7月31日修正) 詳細は添付文書をお読みください。 ダウンロード imgdem2bil_101.zip 49 kB ©copyright 2017, by Yoshiaki Katayanagi
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